まめ知識4
道路と敷地の関係。●あなたの敷地はどんなカタチをしていますか。そのカタチを活かしてエクステリアをプランニング
玄関アプローチのいろいろ |
ストレート型 |
・門扉から玄関にいたるまでのアプローチは、さまざまなタイプがあります。広いアプローチがとれない場合は、植栽を工夫することによって、視線に変化を持たせたりして、演出をしましょう。 |
・正面から真っすぐに入る、最も一般的なカタチです。アプローチの両側に植栽を配して目を楽しませたいもの。 |
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L型 |
クランク型 |
・玄関が直接見えないよう工夫したL型。東・西にメイン道路がある場合に最適です。 |
・門扉と玄関をずらしたカタチ。植栽を効果的に配して、視線に変化のある演出をしましょう。 |
曲型 |
Uターン型 |
・曲線を描く遊歩道のようなアプローチ。門扉から玄関までが楽しい雰囲気になるように演出を。 |
・玄関を隠すUターン型。門を入ると駐車スペースや庭を見ることになりますので、植栽に工夫を。 |
塀や生垣のいろいろ |
植込み1 生垣 |
・道路と敷地を仕切る塀やフェンス、門扉のスタイルは、様々な演出が可能ですが、立地条件、敷地条件も考慮して計画します。開放的にするか閉鎖的にするか、いずれにしても、通風や日照、 プライバシーや防犯などを充分に考えてプランニングしましょう。 |
・低木と生垣、花々と生垣を組み合わせて、その間をフェンスでなにげなく仕切る。道路と敷地の高低差があまりない場合に適した明るい演出です。 |
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植込み2 |
高い塀 |
・少し段差のある場合によく見かけるエクステリア。擁壁と低木や高木の組合わせで街路に木陰をつくったりする、目を楽しませる演出です。 |
・市街地でよく見かけるブロック塀にもひと工夫を。風の通り道をつくり、そこに木を植えることで、プライバシーを守るとともに、景観的にも街に一歩近づきます。 |
階段 |
車庫 |
・高低差のある敷地につくる階段は、子供もお年寄りも楽に上がり下がりできるようにしたいもの。長くなる場合には踊り場を つけるといいでしょう。 |
・とくに高低差のある敷地では、車庫を半地下にすることがよくあります。車庫の上を庭として、根の深く張らない植物を植えてやさしい印象をだします。 |
スペースのとれない場合 |
多少スペースのとれる場合 |
スペースに余裕のある場合 |
通行スペースを最優先で確保し、フェンスに防犯やプライバシー保護の機能をもたせましょう。 |
フェンスでプライバシー保護や防犯に対応し、植栽で街並みに彩りを与えましょう。 |
生垣を設ければ、防犯とプライバシー保護の効果を高め、街並みに緑の彩りを与えることができます。 |
塀の高さとプライバシー |
家庭でくつろぐためには、外から覗かれないように視線をカットしたり、周辺の景観の見え方をうまくコントロールする必要があります。道路や隣地と自宅の庭を分離させるフェンス、塀、生垣の高さを決めるときには、見られたくないものは隠し、見たい景観は借景できるように、つねに視線を忘れずに計画しましょう。 |
1.フェンス・塀 |
防犯やプライバシー保護としての機能。 |
2.生垣 |
道路からの目隠しや室内からの背景としての緑になる。 |
3.高木・中木 |
街並みに変化を与えると共に室内からの背景としての緑になる。 |
塀の種類とデザインパターン |
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タイル張り |
レンガ積み |
化粧ブロック積み |
自然石積み |
自然石張り |
コンクリート打放し |
吹付 |
生垣 |
アプローチと門まわりの寸法を検討しましょう。 |
①門扉の高さは、門柱の上に門扉の柱が出ない高さ、約15cm位低くすると、バランスの良い門まわりになります。 |
②敷地と道路に高低差のある場合は、階段の2段目に門扉を設けると、バランスがよくなります。 |
③内踊り場の奥行きは1.2m以上あることが必要です。門扉を直角に開いた状態で、人が通れるスペースがとれれば、さらに使いやすくなるでしょう。 |
④プローチに階段が必要な場合は、踏面は30cm以上、蹴上げは20cm以下に抑えます。 |
⑤前面の踊り場は、事故を防ぐためにも、道路から、少なくとも60cm以上の奥行きをもたせることが必要です。また、このくらいの距離があると門まわりにゆとりが生まれます。 |